トネリコの憂鬱

つつましやかに暮らしを綴る。好きなものを語る。時々、毒も吐く。地方住みアラサーの日々。映画と漫画がないと生きられない人生。

引っ越し

 

 彼との同棲が決まった。
この手の決断は、自分にとってかなり冒険的なものだ。一人暮らしに身軽さと居心地の良さを感じていたわたしけど、彼は『この人となら一緒に暮らしてみても楽しいかもしれない。』と、そう思える相手だ。
…とは言いつつ、生まれてはじめて家族以外の誰かと一緒に暮らすことに対して、全く不安がないかと聞かれたら嘘になる。わたしは家族や友人、彼だったりと大切な人と過ごす時間を愛しているけれど、同じくらいひとりでいる時間や自由を愛している。趣味時間がなければ心が枯渇して死んでしまう。どんなに大好きな相手だったとしても、適度な距離感がないと息苦しくてやってられない。
いくら将来を見据えて付き合っているとはいえ、こんなのろくてマイペースでポンコツで情緒不安定な人間が同棲なんてできるんだろうか。なにもかもうまくいくなんて思っていない。人生はいつ何が起きても不思議じゃないし、好き同士だったとしても私と彼は違う人間なのだから。時には本音でぶつかり合い、喧嘩もするかもしれないけれど、相手に対する敬意と親しき仲にも礼儀あり、という言葉を忘れずにいたい。彼にも幸せでいてほしい。

それでもお互い譲れない部分もあるだろうから、そこは二人で生活するにあたってなるべくストレスにならないよういくつかルールを設けたりもした(お互いの部屋を確保できるように、部屋タイプは2DKが大前提だった。) 新居は、彼と私が一人暮らしをしている現在のアパートとさほど遠くない場所にある。それにしても、物件探しというのはなかなか疲れる。一人暮らしのときでさえそうだったのだから、二人暮らしの場合もっと大変なんだろうなとは想像していたけれど…。

まず、どんな物件に住みたいか、から色々話し合いあーでもないこーでもないと悩み迷いようやく決まったこと。一人暮らしの賃貸と電気·水道·ガスの解約、新居の申し込みに各種ライフラインの手続き、大型家電の処理に新たな家電の購入、引っ越し業者の見積もりと引っ越し日時の手配、お互いの実家への挨拶、郵便物の転送届…。

仕事の合間や休日にふたりで分担して取り掛かるも、とにかくこなさなければならない用件が山積みだった。現在入居しているアパートの退去日が来月11/7なので、それまでに部屋の荷物も綺麗さっぱり片付けなければならない。ある意味これがいちばん大仕事かも…(とりあえず書籍類や文房具は実家に一時的に保管しておくつもり

そんな感じで日々引っ越しの手続きや準備に奔走していて、10月に入ってからなかなかブログの更新もできずにいた。
 来月から始まる彼との新生活は正直、どうなっていくのかまだまだ未知数だ。うまくいけばそれで良し、万が一うまくいかなかったとしても、またそのときに考えればいい。あまり気負わずに過ごしていけたらいいな。何事も体験してみないと分からないのだから。