9月中旬、1泊2日で島旅行してきた。
はじめての小豆島。前からなんとなく気になってたのと、せっかく時間があるのだし今のうちに行っちゃえ!ってノリで。離島観光とか十数年ぶりだよ。
新岡山港で小豆島行きのフェリーの往復チケットを購入。早朝の便だったからか、利用客は少なめ。
フェリーってこんなに進むのゆっくりだったっけ?ってなった。普段、日本海側の地域に住んでいる身なので、あまり波のない瀬戸内海のあまりの穏やかさに和む。
小豆島の玄関口、土庄港(とのしょうこう)へ到着してフェリーのデッキに出た途端…食欲をそそるような、なんだか出前一丁っぽい香りが周囲に満ちてて、驚いてると正体はコレだった。↓↓
土庄港の近くに、かどやの製油工場があった。ごま油。
小豆島といえばオリーブが有名。気候風土が温暖で雨の少ない地中海によく似ているため、オリーブ栽培に適しているとのこと。実際、島のあちこちがオリーブの木だらけだった(オリーブオイルもオリーブの木も好きだから嬉しい
今回の島での移動手段は主にオリーブバス(土庄港を起点に島内の各港や観光地を結んでいる路線バス)だった。土庄港で2日間乗り放題乗車券を購入。バスに乗り、まずエンジェルロードへ。
エンジェルロードは1日2回、干潮時に海の中から現れる砂の道。
次は、オリーブ公園へ。平日だったにも関わらず路線バスがオリーブ公園に近づくにつれて外国人観光客が増えてゆき、バスの中は満席状態。
オリーブ公園は、瀬戸内海を見下ろす小高い丘に、約2,000本ものオリーブの木々が広がる道の駅だ。
オリーブの実がどっさり!
青空に真っ白なギリシャ風車が美しい。
オリーブ公園周辺を散策。
地中海と気候が似ているだけあって、とにかく日差しが強く、ちょっと歩いただけでもう汗だくに。日焼け止めは塗っていたものの、帽子か日傘を持ってくればよかったと後悔した。
オリーブ公園内にある【コリコ】というハンドメイドのフラワーアクセサリーの雑貨屋。
ここ、実写版【魔女の宅急便】のグーチョキパン店のロケ地として使われた場所らしい(ちなみにわたしはジブリ版魔女の宅急便は好きだけど実写版は未鑑賞
コリコの内装。可愛すぎる。緑の赤の壁も素敵〜。
地中海っぽい建物がちょくちょく建ってる。
オリーブカラーな郵便ポストを発見。
見晴らしのいい場所。
オリーブ公園を後にして、国内最大級の醤油蔵群が並ぶ【醤油蔵通り】にある、マルキン醤油記念館に寄ってみた。
小豆島は昔から醤油づくりが盛んで、その歴史は400年以上前からあるんだとか。
【醤油蔵通り】には醤油工場や佃煮工場がたくさん並んでいた。この辺一帯、とにかく醤油の香りがすごい。醤油の菌で真っ黒になった屋根瓦や板塀も雰囲気がある。
マルキン醤油記念館の中。入館チケットを買ったら、おまけでマルキンのストレートそばつゆを頂けて嬉しかった。写真には全部写しきれてないけれど、展示品や解説も豊富でなかなか見ごたえがある。
マルキン醤油の製造過程がイラストつきで分かりやすく描かれていた。普段は当たり前みたいに料理に使ってる醤油も、ほんとうに手間をかけて造られてるんだなぁ。
和食の原点ともいえる醤油。日本人のDNAには、醤油が組み込まれていると思う。記念館で醤油の歴史に触れて、改めて醤油という調味料の素晴らしさとありがたさをひしひしと感じる。
旅をするからには食べたいご当地ソフトクリーム。醤油の郷ということで、選んだのは醤油ソフト。醗酵成分が入ってるからか、どことなくチーズっぽくもある風味?醤油とチーズの中間みたいな味?言葉で表現するのが難しいけどおいしかった。
宿泊先は【ベイリゾートホテル小豆島】
マルキン醤油記念館から徒歩5分程の場所。少し古いホテルではあったけど、ウェルカムドリンクつきで全室オーシャンビュー、アメニティも充実してて、最上階の露天風呂も気持ちよかった(風に乗ってほのかに醤油の香りが漂ってきたのが小豆島感あって◎
ホテル周辺に飲食店が少なかったため、夕食と朝食は珍しくホテルビュッフェで済ませた。人生でこんなにオリーブの実をたくさん食べたのは初めて。たまにはホテルビュッフェもいいな。調子に乗って食べまくっちゃったよ。
今回のNo.1旅メシは朝食で食べた小豆島名物、ひしお丼(醤の郷で作られた醤油やもろみと地元の食材を使用した丼ぶり)。魚の漬けに、その他諸々トッピングを載せて最後に温かな鰹出汁をかけた、若干お茶漬けっぽいテイストの丼だった。これがもうおいしくって…!おかわりしちゃった。
綺麗な景色にグルメ、カルチャー…“オリーブの島”を楽しみ癒された2日間だった(もちろんお土産にオリーブオイルとマルキン醤油は欠かせませんでした