トネリコの憂鬱

つつましやかに暮らしを綴る。好きなものを語る。時々、毒も吐く。地方住みアラサーの日々。映画と漫画がないと生きられない人生。

夕方のおともだち

 

 【夕方のおともだち】という映画を観た。
もともと、山本直樹の原作本がお気に入りで本棚に大切に収納してあるんだけど(夕方のおともだちはSMマンガの傑作…!)それがまさかの実写化されたから気になってたんだよな〜。もちろん内容的に濡れ場が多いのでR-18ね。


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【夕方のおともだち あらすじ】

 地方に住むヨシオは、市の水道局に勤めながら寝たきりの母と暮らしている。一見真面目そうな彼だが、実はSMクラブに通う筋金入りのマゾヒストだ。最近、“女王様”のミホとのプレイに身が入らないヨシオは、かつてこの世界に目覚めさせ、ある日突然姿を消してしまった“伝説の女王様”ユキ子を忘れられずにいた。そんなある日、彼は思わぬ場所でユキ子を見かけてしまう…というストーリー。
 性的嗜好は人それぞれ。『マゾにとってお仕置きされないということが、最大のお仕置き』という名言になるほどなと思う。

冒頭でヨシオが金◯に釘を打たれるシーン、ちゃんと再現されてたのすごいわ(笑) 内容がアレなのにミホ女王様とのやり取りは案外ほのぼのしてるんだよね。

ヨシオはこれからもユキ子女王様の命令を律儀に守ってあの街で生きていくのかなぁ…、痛みからくる快楽を一生享受しながら。

 

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 山本直樹のマンガってどこか閉塞感が漂ってて、淡々としたエロでもちゃんと扇情的な作風なのが魅力的だけど、原作の空気感だったりリスペクトが感じられたのも割と満足な出来だった。

ただ、ラストの一番の盛り上がりであるはずのユキ子女王様のお仕置きはマンガ版が結構な壮絶さで痛々しく「ヒェッ…!」ってなるから、映画だと尺も短くあっさりしてて、どうしても物足りなさが否めない。まぁ、ユキ子女王様がお美しかったからいいか。村上淳もなかなか身体張ってたし。

 


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