トネリコの憂鬱

つつましやかに暮らしを綴る。好きなものを語る。時々、毒も吐く。地方住みアラサーの日々。映画と漫画がないと生きられない人生。

霜月

 

 お金がほしい、という切実な思いは日に日に強まっていく。
失業手当はとっくに切れて、通帳を眺めながら減りゆく貯金残高に焦りが募るばかり。国保が死ぬほど高い。家賃、光熱費、通信費、食費、各種税金の支払い…。家計簿をつけていると、20代の頃よりも物欲はなくなってきているのに、生きるための出費の多さに愕然とする。

それにこの無職中、まとまった長いお休みがあるのをいいことに、『行けるときに行っておかなきゃ!』となんやかんやで旅行も愉しんでしまったし(完全に自業自得である)、のらりくらりと生活していたらあっという間に8ヶ月も経った。年末が近づいてきても収入が0の、心細いこの感覚を久々に味わっている。
働くのはしんどいけれど、いま動かなきゃますます社会に戻れなくなりそうで。金銭的な面でもそろそろ働かねば、と気持ちが徐々に固まりつつある。追いこまれないと本気を出せない自分が憎い。

 

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 ハロワの代わり映えしない求人にはうんざりしてきて、近頃はindeedや求人ボックス、マイナビバイトのアプリを見ながら仕事をさがしている。

しばらく社会生活から遠のいた日々を送っていたし、身体もあんまり丈夫じゃないからまた普通に働けるのか不安で、怖気づいてしまいそうになる。仕事をするよりも、人間関係のほうが、ずっと怖い。
 ひとまず、鈍った身体を少しずつ慣らしていく練習がてら、派遣会社に登録して勇気を振り絞って短期バイトのWeb応募をした。現在は連絡待ちの状態。この時期は年末年始ならではの短期バイトの募集もたくさんある。とりあえず、食いつなぐための収入が必要だ。
派遣の仕事に応募するのは初めてだから、担当者が話しやすいといいな…と、ハラハラしている。