トネリコの憂鬱

つつましやかに暮らしを綴る。好きなものを語る。時々、毒も吐く。地方住みアラサーの日々。映画と漫画がないと生きられない人生。

がらんどうの部屋

 

 木々が色づき、コンビニのおでんが魅力的に映り、部屋のなかにいてもカーディガンを羽織らなければ寒い気温になってきた今日この頃。

モコモコのぶ厚い靴下を履かなければ足もとが冷えてたまらない。仕事中や車の運転中も、ひざ掛けが必須アイテムだ。新居の部屋の片付け作業が落ち着いた頃には、こたつを出さないと。


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 慌ただしい日々が過ぎてゆき、今日はいよいよ退去日。居心地のいいわたしの空間に日に日に増えていった、たくさんの荷物の詰まった段ボールと紙袋。でもそれさえももう、全部の荷物を運搬し終えた今では跡形もなくなってしまった。

大好きなこのアパートとも、これでお別れ。ちょっぴり寂しいような、切ない気持ちだ。わたしがいなくなったあとも、いつかは全然知らない誰かの部屋になる。狭めの部屋だったけれど自分にはちょうどいいくらいだった。好きなものに囲まれ、誰から文句を言われるでもなく、一人暮らしなのをいいことに自由気ままに過ごしてきた。かけがえのない2年3ヶ月を過ごしてきた1Kの空間。さようなら。ほんとうにありがとう、お世話になりました。