トネリコの憂鬱

つつましやかに暮らしを綴る。好きなものを語る。時々、毒も吐く。地方住みアラサーの日々。映画と漫画がないと生きられない人生。

1ヶ月半ぶりのデートと、彼氏との馴れ初め。


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 彼に会えたのは約1ヶ月半ぶり。私の勤務先の職場の利用者がPCR検査を受けたり、感染拡大の影響等で「7月後半から8月中はお互いに会うのを控えよう」とデートを自粛していた。

彼とのデートの時の自分は、仕事中とは全然違うメイクと服装をする(容姿に全然自信はないけど、それでも好きなひとにはちょっとくらい可愛いって思われたい

 感染症対策のこともあり最近はもっぱらおうちデートが多いけど(ふたりとも基本インドアだから苦にならない)、時々お出かけしたりもする。今回は以前から気になっていた、私のアパートの近所にあるおむすび屋に散歩がてらおむすびを買いに行った。海岸にも足を延ばした。久々に彼と会えたのが嬉しくて、はしゃいでしまう。歩きながらふたりで色んなことを話した。彼とお喋りするのはとても楽しい。私は、心を許せる人との散策の時間が好きだ。これは、恋人に限ったことだけではなくて家族や友人にも当てはまるのだけど。

 

 …10代の頃の青春時代を振り返ってみれば、人見知りすぎて異性との交流なんてほぼなかった。当然モテた経験なんてない。ほぼつらい記憶しかない中学時代、気になる男の子がいても告白する勇気さえなく特に何もないまま終わり、しかし高校時代は気の合う良い友達に恵まれて相当心が救われた。短大時代も女友達とばかりつるんでいた。それはそれで楽しかったから良しとするけど。

 社会人になってからは出会いはほとんどなかった。就職先が異性の極端に少ない職場だったり、転職してからは男性がいても比較的年齢層が高く既婚者が多い(現在の職場)だとか、あまり周囲に恋愛対象になるような男性がいなかった。現在の職場で数年前に気になる人が1人だけいたけど、想いが実らなかったりね。

…とまぁ、今さらこんなこと言っても人によっては言い訳にしか聞こえないかもしれないけど、ここは自分だけのブログなのでどうか許してほしい。

積極性のなさ&自己肯定感が低すぎ&自分の性格や容姿に自信がない&なかなか人に心を開けなかったり…。男の人と深く関わる、という事をしてこなかった。けれど、そんな私に初めて彼氏ができたのが26歳の時。その元彼とは何やかんやあって半年ほどで別れてしまって、それからマッチングアプリを通して出会えたのが今の彼。

 そしてここまでの道のりが、本当に大変だった。マッチングアプリはそれまで何回かやったことがあり、趣味や容姿、諸々の条件などプロフィールを見て探せるのはなかなか効率的だけれども、それでも実際会うにあたって多少リスクはあるから本当に信用できる相手かどうか、見極めが重要になってくる。

それでも文字から始まる交流、というのは内気な自分からすれば街コンや婚活パーティに参加するよりもだいぶハードルが低くてやりやすかった(街コンや婚活パーティみたいな初対面の人が大勢いる場だと私はきっと、緊張しすぎてガチガチになってしまうに決まってる

 …今までマッチングアプリを通して実際に5〜6人は会ったかな…?メッセージのやりとりだけをしたのはもっとたくさん、山ほどいる。その大半がメッセージの段階でうまくいかなかった。付き合ってもないのにいきなりバストサイズ聞いてきたりしてセクハラまがいの発言をしてくる奴(今思えばこの手の輩は完全にヤリ目)、会話を続ける意思のないような一言メッセージしてくる奴、全然おもしろくもないのにやたらと文章の語尾に“笑”とか”わら”をつけてくる奴、その他色々イライラするような出来事に遭遇した事も度々あった。メッセージの段階ではいい感じになっても、実際会ってみたらなんか違ってて、それっきり交流が途絶えたり。マッチングアプリでの失敗談はまたいつか別の機会で話したい…!

 なかなか良い人を見つけることができずに、時には元彼との失恋を引きずり、落ちこむ夜もあって。退会や入会を繰り返しながら、恋愛や出会いとか半ばどうでもよくなってきて洋画・海外ドラマ・二次元に浸る日々(昔からの通常運転)を送っていた頃に、奇跡的に出会えたのが今の彼だったりする(ちなみにその時やってたアプリはペアーズ

 何がきっかけだったって、マッチングアプリのプロフィール?だったか一言メッセージ機能だかで「ホアキン・フェニックスのジョーカー、マジで傑作だった…」的な事を書いたのをきっかけに(その頃はジョーカーの公開直後で、映画の衝撃と興奮が冷めやらぬままに呟いてしまったのだった…)それに反応してくれた男性がいて(ありがとうジョーカー…)そこからどんどん会話が広がり、興味本位でプロフィールを覗いてみたら、きちんと顔写真を載せているし(あんまり言うと惚気だと言われそうだけど顔もけっこう好み…私よりも大きな瞳が羨ましいぜちくしょう…)プロフィールの文章も真面目な感じ、メッセージのやり取りがとても丁寧な人だったので、私の中でどんどん好感度が上がっていった。

様々な会話をするなかで、今の彼とはメッセージのやり取りの時点でもすごく楽しかった。たぶんこういうフィーリングの相性?って大切なんだなと思う。そこから実際会ってみることになり、初めてのデートは私のお気に入りのカフェでランチをした。2回目のデートは、お互いに映画鑑賞が趣味なのもあって、映画を観に行った(ふたりとも洋画大好き)

彼は知的で頭の回転が速く、穏やかで、よく気が付き、経済観念のしっかりしたひと。酒とタバコをやらないのも好感度大だった(自分はこれまで、父や亡くなった祖父の酒癖の悪さで散々最悪な思いをしてきたから、お酒を飲まないor飲んでも悪酔いしない、そんな男性の存在には心の底から盛大な拍手を送りたい)

 7回目のデートの時、彼のほうから告白された。その頃には彼にはとても惹かれていたのでめちゃくちゃ照れたし、浮かれてしまった。彼も私と付き合いたいと思ってくれている、その事実が本当に嬉しかった。念のためお互いマッチングアプリをきちんと退会したスクショ画面と身分証明書を見せ合い、彼との交際は始まった。

 そうして1年8ヶ月が経ち、現在に至る…という感じかな。付き合ってから3ヶ月くらいでコロナ禍に突入したからまだ旅行もできてないけれど、今のところ順調に関係が築けている、気がする。偶然にも彼と出会えたことはとても幸運だったと思う。