今夜は中秋の名月。1年でいちばん月の美しい日らしい。
今年の中秋の名月は8年ぶりの満月なんだとか。今日はとてもいい天気だったのでもしかすると月も綺麗に見えるかも、と思って9時過ぎに外へ出てみた。昼間暑かったからか、生ぬるい空気が肌に纏わりつく。空を見上げると、まったく雲に隠れることなく夜の闇に煌々と輝く満月が浮かんでいた。月の光が強いせいか、夜空がやけに明るかった。
月を見ると、切なくなるのはなぜだろう。太陽よりも、暗闇を照らす月のほうに惹かれてしまう。月を見るたび私は、いつも欠けている自分の何かに、どんなに願っても届かないものの存在を思い出して胸が締めつけれるような感覚に陥ってしまう。この世界は、自分だけの力では届かないものが多すぎる。
今この瞬間、私のほかに夜空の月を見上げている人がどれくらいいるのかな…なんて想像する。幸せな気持ちで見上げている人、日常に疲れきっている人、絶望したり悲しかったり、あるいはやり場のない、埋まらない寂しさを抱えて何かに想いを馳せたりしている人、泣いている人だっているかもしれない。どこの誰かも分からないけど、そんな人達が少しでも笑顔になれるような未来がきてほしい。
上の写真は、最近購入した月のデザインの間接照明。
月の模様がけっこうリアルでお気に入り。柔らかくて温かな光を放ってくれるので、読書灯にもぴったりだ。夜読書が捗りそう。
白っぽい光と淡いオレンジ色の2種類パターンの切り替えができて、木製スタンド付き。自分だけの部屋だもんね、好きなものに囲まれてとことんリラックス空間にしたい。