トネリコの憂鬱

つつましやかに暮らしを綴る。好きなものを語る。時々、毒も吐く。地方住みアラサーの日々。映画と漫画がないと生きられない人生。

最近観た洋画ホラー映画ログ【No.1】超簡潔感想

 

 最近観た映画ホラー映画ログ(動画配信サイト・レンタル等)です(映画ログが久々すぎる)

いかんせん洋画ホラーが好きなため、これからは洋画ホラー枠の感想記事も作ることにしました。軽~く緩い、個人的なネタバレ感想。超短いよ!

 

【ハウス・ジャック・ビルト(R-18+版)】

 カンヌ国際映画祭で退場者続出だったとの事、鬱映画しか撮らないラース・フォン・トリアー監督(個人的には、好きです。嫌なものばかり見せてくるのになぜか目が離せないのよね、この監督の作品…)建築家を夢見る技師ジャックがある出来事をきっかけに殺人衝動が止まらなくなり、まるでアートを創作するかのように殺人を繰り返すようになっていく…というあらすじ。

結論から言うと『自分の理想の家を造りたい…でも何度設計図書いても全然納得できるデザインにならない…』→『そうだ!今まで殺してきた人達の死体(専用の冷凍庫に全部保管済み)のパーツ組み合わせて家造ればいいじゃないか…ッ!!』…っていう発想になってしまったシリアルキラー男の、究極の死体ハウスが完成するまでの日々。主人公のジャック、根っからのとんでもないサイコパス野郎で全く同情の余地がない…。銃殺した男の子の死体で作ったオー!マイキーみたいなの、おぞましすぎて逆に可笑しかった(すごいことに、日本版なら無修正ノーカットで見れるよ!)


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【ザ・ベビーシッター】

 いじめられっ子の少年コールは、セクシーで美人で話の合うシッターのビーが好きだったが、ある日彼女が深夜に友人たちと怪しい儀式を行っているところを目撃してしまい…というあらすじ。

実はビーと彼女の仲間たちは悪魔崇拝者のカルト集団で、コールは命を狙われてしまう。胸糞ホラー映画のサマー・オブ・84にも出ていたコール役のジュダ・ルイス君、まるで若き日のジョン・コナー(エドワード・ファーロング)を彷彿とさせるような美少年っぷり!で目の保養にもなった。


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【ペット・セメタリー(2020)】

 スティーヴン・キング原作のリメイク版。家族と田舎に引っ越した医師ルイスの新居の裏にはペットの墓地「ペット・セメタリ―」があって、死んでしまった飼い猫をそこに埋葬した次の日、猫が蘇り、凶暴に豹変してしまい…というあらすじ。

ストーリー自体は分かりやすかった。それからほどなくして、まるで飼い猫に導かれるように誕生日当日に交通事故死してしまった愛娘のエリーをルイスが悲しみのあまりペット・セメタリ―に埋め、しかし蘇った娘はもう生前の娘とは全く別物になり、ルイスの家族全員が危険に晒されていく…みたいなね。一度死んでしまった者を蘇らせようとするとロクな事にならないのはホラー映画でのお約束だけど、ペット・セメタリ―の負の連鎖に巻き込まれていく家族の不穏なオチは、オリジナル版よりもだいぶ後味が悪い。怖さより、哀しみのほうが際立つ作風。


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【ヒュービーのハロウィーン

  魔女狩りの歴史で有名なアメリカのマサチューセッツ州セーラムの街で母親と暮らす臆病で純粋な主人公のヒュービーは、毎年ハロウィンシーズンに街の見回りをし住民の安全を確保しようとするなど、心優しい男だった。しかし、今年のハロウィンは次から次へと不審な出来事が起こり、彼は警戒を強めていく…というあらすじ。

軽~い気持ちで見れる内容だったけど、それにしてもあんなに善良なヒュービーがなぜか町の住民にはとても煙たがられていて(自警団のような行動をしているから?)大人にも子供にもバカにされいじめられていたりと、酷い仕打ちを受けていたのに理不尽さを感じる(クズが多いのかな…?)まぁでも最後はハッピーエンドだったので救われたかな。ヒュービーの母親が着ていた下ネタTシャツが何気にジワる。そしてヒュービーの持っている水筒の万能感よ…!

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ゾンビランド:ダブルタップ】

  もうこのゾンビランド:ダブルタップに関しては大まかなあらすじは書きません…。

お気に入りのコメディー系のゾンビ作品、続編もおもしろかった!!ゾンビパンデミックを生き残るためにタッグを組んだ4人のドタバタ劇、前作から10年経ち、リトルロックの成長っぷりに驚き。映画の冒頭、メタリカ神曲『Master of Puppets』(最高に好きな曲です…)が挿入歌で流れながら戦闘シーンが始まったのもあって、その時点でかなりテンションがブチ上がって大満足…!ウッディ・ハレルソンのイケおじっぷりもたまらない。別の生存者集団の登場や新種のゾンビが出てきたり絶体絶命なシーンもあったけど、メインキャラの4人全員がゾンビにやられることなく生き残ってくれたのも安心した。

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↓↓… ちなみにメタリカのマスター・オブ・パペッツは個人的にこのライブver.が最高にシビれます、聴いてるとアドレナリン全開で荒野を改造車で爆走したくなる(…マッドマックス!?

 


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マザー!

 自然豊かな土地で幸せな生活を送る歳の離れた夫婦の屋敷に、ある日突然見知らぬ初老の男が訪問してくる。やがてその男の妻だという女性も現れてはまるで我が物顔のように家の中を蹂躙し、その息子たちもやってきて身内同士で争い始めるなど、常軌を逸した行動をとり始め、平和な日々が一変してしまう…というあらすじ。

これは果たしてホラーに分類してもいいのか?と言われたら…微妙なところ。それにしても本当にすごく嫌〜〜〜〜な気分になる映画だった。許可してもないのに土足でドカドカと家に上がり込んで来て好き勝手していく客人達が不快極まりなく、客人達のあまりにも身勝手なふるまいに不満を訴える妻に対して「これは人助けだから」と聞く耳持たない夫の意味不明さにも終始イライラする。聖書を盛大に皮肉った内容、主演のジェニファー・ローレンスのいわく、この夫婦の妻は『地球』だとも。確かにそう言われてみればしっくりくるし、母なる地球が身勝手な人間達によってめちゃくちゃにされ、破壊行為を繰り返された末に滅亡していく、そんな結末に妙に納得してしまう。楽園が創造されては壊される、その過ち…愚かな人間の姿を描きたかったのかなぁ…、と。熱狂的な大衆によって生まれたばかりの無垢な赤ん坊が殺され、その後のカニバル描写があったりとドン引き展開だったけど、ジェニファー・ローレンスの演技が凄すぎてかなり圧倒されたので、彼女には★5つあげたい。


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