奇界遺産フォトグラファーの佐藤健寿さんの存在を知ったのは、クレイジージャーニーがきっかけだった(最近では4月に放送された、中央アジアの独裁国家で謎の多い国・トルクメニスタンの回はよかった
その佐藤健寿さんの写真展が、全国巡回中でなんと近場の美術館で開催されているではないか!この機会を逃しちゃいけない!とわくわくしながら足を運んできた。
佐藤健寿さんは、世界各地に存在する“奇妙なもの”を撮り続けている。
これまで訪れた国は100を超え、奇妙な場所や人物、辺境・秘境の奇祭や奇習、さらに宇宙ロケット基地から巨大廃墟など…。見る者の好奇心と想像力をかき立てるような独特な視点での撮影をしながら活動されている写真家だ。
そんな佐藤さんがカメラに収めた写真はまさに【怪怪奇奇】で、興味をそそられるものばかり。『世界には、こんな変な景色があるの!?』(←褒め言葉です)と、ちょっとこちらの意表を突かれるような写真が多くておもしろかった。
個人的にお気に入りなのはチェコの【幽霊教会】の写真。インパクトがあるといえば、アメリカの【死体農場(ボディ・ファーム)】もなかなか凄かったなぁ…。
奇界/世界が堪能できる、濃密な時間だった。