トネリコの憂鬱

つつましやかに暮らしを綴る。好きなものを語る。時々、毒も吐く。地方住みアラサーの日々。映画と漫画がないと生きられない人生。

ノラ·ジョーンズ、CD、マイ·ブルーベリー·ナイツ

 ノラ・ジョーンズの【I Dream of Christmas】というアルバムを購入した。

YouTubeで視聴したノラのクリスマスソングが素敵だったので。【I Dream of Christmas】は、オリジナルやカバー曲を含め、計14曲が収録されたクリスマスアルバムだ。

 

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 彼女の優しくて温かみのある言葉で綴られるクリスマスへの想い。ノラの歌声は日常にナチュラルに溶け込む魔法があると思う。静かに雪の降り積もるなか、世間の喧騒を忘れて暖かい部屋でホットココアでも飲みながら、ゆったりとその歌声に耳を傾けるクリスマスも心地いい。

 


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 少し前、知人に「普段車で何聴いてるの?」と質問されたので、「好きなアーティストやバンドのアルバム…CDをその時々の気分によって…色々聴いてますね…。(我ながら面白みのない返答の仕方だ)」などと言ったら、「へぇ~、若いのに今どきCDなんて買ってるんだ、化石じゃん。」と驚かれてしまった。

…化石。確かに、サブスクやストリーミングが主流のこの時代に、わざわざCDケースからCDを取り出し、車に内蔵されているCDプレーヤーにCDを差し入れして音楽を聴くという、昔ながらの手間のかかるやり方を未だに続けている自分は化石なのかもしれない(わたしが音楽を聴く時間は、もっぱら運転中だ)…それでも、ジャケットのデザインだったり、歌詞カードの仕様にこだわっているアーティストやバンドも多いので(好きな曲の歌詞を、ネットのデジタル画面だけでなく時々は歌詞カードで読み返してみるのもなかなかよかったりする)だからCDも良いけどなぁ、と普通に満足している。化石で結構。ちなみにわたしはシングルCDは少ししか持っていなくて、大半がアルバムだ。


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 話はまた元に戻る。ノラ・ジョーンズといえば、彼女が主演の【マイ・ブルーベリー・ナイツ】という映画がお気に入りだったりする。

 

マイ・ブルーベリー・ナイツ】~あらすじ~

 ニューヨーク。恋人の心変わりにより失恋したエリザベス(ノラ・ジョーンズ)は、彼の家の向かいにあるダイナーに出入りするようになる。毎晩ブルーベリーパイを残しておいてくれるダイナーのオーナー、ジェレミー(ジュード・ロウ)。「味は悪くないのにどうしていつも売れ残るのかしら。」売れ残ったブルーベリーパイを食べながら呟くエリザベスに、「理由なんかないよ。たまたま選ばれないだけ。」とジェレミー。彼と交わす会話に心が慰められるエリザベスだったが、二人の距離が縮まったかに見えたある日、失恋相手が新しい恋人といるところを見てしまう。ショックを受けたエリザベスは、突然ニューヨークから遠く離れた場所に自分探しの旅へ出る。そこで出会った人々の人生と自分の人生を照らし合わせて、エリザベスは思う。『人を愛し、信じることっていったい何なんだろう…?』それを真っ先に伝えたい相手がジェレミーだった。 


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 この映画を鑑賞するたび、アメリカのダイナー(あちらの大衆食堂のようなもの)で、一度でいいからアメリカンパイを食べてみたいなぁ、と想像したりする。マイ・ブルーベリー・ナイツに出てくるダイナーの、バニラアイスの乗ったブルーベリーパイがそれはもう美味しそうで…!

 


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 独特な空気感と色彩、詩的な雰囲気でとても好きな映画。ノラが歌うOP曲の【The Story】も良き。ジャンル的にはラブストーリーというよりロードムービー、のほうがしっくりくるかな。そしてマイ・ブルーベリー・ナイツジュード・ロウは、個人的に今まで観てきたジュード・ロウ映画至上一番イケメンなので興味のある方は是非。


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