トネリコの憂鬱

つつましやかに暮らしを綴る。好きなものを語る。時々、毒も吐く。地方住みアラサーの日々。映画と漫画がないと生きられない人生。

平日のひとりドライブ

 

 4月、新年度。誰かにとっては別れの季節で、新たな出会いの季節でもあるそんな4月のはじまりはいつも、期待よりも不安のほうが大きく、心が落ち着かない。

快適だった在宅勤務は1ヶ月程度で終わり、現在は普通に出勤する毎日。在宅勤務、すごくよかったな。私もうずっと在宅勤務でいいよ、職場に行きたくない。

新年度から新しく割り振られた業務がこなせるだろうか、とか、創作欲が低下していて妙に焦る気持ちと(私の情熱は年々薄れてしまっているの…?なんかいやだ)MOSの資格はもはや勉強する意味を見出だせずに中途半端に投げ出している。彼とも喧嘩中であんまり会いたくない。2年以上も付き合っていれば、たまには喧嘩をしたりちょっとした価値観の違いでぶつかったりもする。大切なひとと深く関わるのって満たされる反面、自分の生活のペースが保てない部分もあるから、ふとした瞬間どっと疲れてしまう。そんなとき、私は自分だけの生活リズムを心から愛しているんだなと自覚させられる。

だって、今の一人暮らしが好きすぎるんだもの。このコロナ禍で世の中のたくさんの生活様式が新しくなり、念願の一人暮らしをするようになってから、自分のなかで様々な価値観が変わっていった。まぁそれについてはまた別の機会に書こうと思う。なんにしても、血の繋がりのある家族やいくら好きな相手といえども他人と一緒に暮らすのなんてもう無理かもしれない、子どもも全然ほしくない、ずっと自分だけのペースで生きていけたらいいのに。

 

 ごちゃまぜな感情から逃げたかった。一昨日の月曜休み、朝から妙に活動的な気分だったのもあって、気分転換も兼ねて山陰の名峰・大山まで県内ひとりドライブを決行。ドライブなんて久々だった(ここのところずっとガソリン代が高いからね

 

f:id:ruiash:20220328162834j:image

 個人的に大山周辺は鳥取版の軽井沢だと思ってる(笑

 

 大山周辺の展望台から景色をぼんやり眺めたり、ここ数年増え始めているカフェやペンションの近くをちょこっと散歩したり。ひんやりした空気がとても清々しく、鼻の奥がつんとした。

お腹が空いたので去年の5月にオープンした、大山の赤松にあるカフェ【ブラムリィ】に寄ってみた。イギリスの洋館風の建物で、自家製ガレット&クレープのお店だ。


f:id:ruiash:20220328162920j:image

 

カウンター席に座るとこんな感じ。写真には写ってないけど、薪ストーブもあってじんわり暖かな空間。

 

f:id:ruiash:20220328163127j:image

 

店名にもなっている【Bramley(ブラムリィ)】とは、主にイギリスで使われる調理用の林檎の品種の名前とのこと。

 

f:id:ruiash:20220328163233j:image

 

 いちごクレープを注文した。いちごソースがたっぷりとある贅沢感。最近知ったのだけど、いちごって1月~5月が旬だからいちごと言うらしい。名前の由来なんて案外そんなシンプルなものか。


f:id:ruiash:20220328163303j:image

 

 天井が高くてステンドグラスの窓も美しく、クラシカルな雰囲気で統一された店内。素敵な洋館でおいしいクレープを食べることができて、ちょっとエナジーを溜められた気がする。この辺りではまだ行ったことのないお店がたくさんある。大山周辺ドライブ、ハマりそう。