トネリコの憂鬱

つつましやかに暮らしを綴る。好きなものを語る。時々、毒も吐く。地方住みアラサーの日々。映画と漫画がないと生きられない人生。

予定のない休日の心地よさ

 

 今日も明日も休み。なんにも予定がないので、ちょっと早起きして最低限の家事をさっさと済ませ、近くの温泉街に朝風呂に行ってきた。

 海の近くにあるその温泉(ホテル)は日帰り温泉の早朝割引というのをやっていて、平日の午前6時〜9時までのあいだに発券機で入浴券を買うと、なんと300円で温泉に入れてしまう(シャンプー・トリートメント・ボディーソープ・ドライヤーもきちんと常備してある

私はここの温泉の大きな樽風呂と、日本海を一望できる露天風呂がお気に入り。身体の芯からじんわりと温もる温泉にゆったり浸かりながら、広々とした海を眺めることのできるその時間は、至福のひとときだ。日々働く自分への、とっておきのご褒美。ホテルの従業員さんと、大地の恵みにひたすら感謝。


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 温泉でしっかり心と身体の疲れを癒したあと、なんだか歩きたい気分になってきたので海辺を散歩した。

平日でもここは温泉街だから、ちらほらと人通りはある。宿泊客であろう親子や、どこかの旅館の従業員さん、まったり足湯に浸かっている女性、公園でグラウンドゴルフを楽しむお年寄り、サイクリングをしている男性…みんなそれぞれの休日を過ごしている。

 

 晴れていてあまり波風のないのどかな海をぼんやりと見ながら、予定のない日というのは、なんて心地よく落ち着くんだろうと思った。

やっぱり私は、ひとりの時間がたまらなく好きだ。どんなに親しい間柄の人がいても、程よい距離感を求めてしまう。この殺伐とした人間社会で、人の目なんか気にせず、誰にも干渉されないひとりの時間がないと、とてもやってられない。昔からずっとこうだった。孤独を愛おしみながら世界と向き合い、これからもそんな自分でありたい。

なんにもしない休日は、ほんとうに自由だ。


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 海辺を散歩する途中で、不思議なものを見つけた。何かのアートかな?