トネリコの憂鬱

つつましやかに暮らしを綴る。好きなものを語る。時々、毒も吐く。地方住みアラサーの日々。映画と漫画がないと生きられない人生。

切手にときめく


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 ふと、手持ちの切手を引き出しから出してきては眺めたくなる時間がある。

諸用があり郵便局に寄ったその時に偶然販売されていた可愛い切手に出会った瞬間、恋に落ちて思わず買ってしまうことが、たまにある。事務という仕事上、普段よく切手を貼る作業があるのだけど、最近の切手はシールタイプのものも多くて便利なんだよね。

で、今、個人的に持っている切手シート(どれも10枚ずつ)は4枚。84円ね。どれも一目惚れしたものたち。まず、絵本の世界シリーズのぐりとぐら。日本の子ども達に長きに渡って愛される名作。ぐりとぐらのシリーズは何冊かあるけれど、幼い頃、ぐりとぐらに出てくる“かすてら”にどうしようもなく魅力を感じてしまい何度母に「ぐりとぐらのかすてら読んで!」とせがんだだろう…?小さな野ねずみのぐりとぐらのかすてらづくり。フライパンで焼かれ、こんもりと膨れた黄色のかすてら…すごくシンプルなイラストなのにどうしてああも美味しそうに見えるのか!作ったあと、森の動物たちと分け合って食べる、っていう展開もいい。ぐりとぐらに出てくるかすてらはクックパッド等でもレシピが多くあり、フライパンで作れるらしいので今年中に挑戦してみようと思う。

次に、同じく絵本の世界シリーズでレオ=レオニレオ=レオニの色遣いにときめく。定番のスイミーは、自分の知らない世界を知る大切さ、勇気を出して誰かと協力すれば大きなものにも立ち向かっていけるのだと教えてくれる素晴らしい内容。あと、ねずみのフレデリックはニヒルな笑みが良き…!この切手シートにはないけれど、欲を言えば“じぶんだけのいろ”の、虹色の綺麗なカメレオンもチョイスしてほしかった。

3枚目は、私の大好きな星の王子さま。本も持ってるんだけど、時々読み返すと心に沁みるんだよなぁ、これが…。大人向きで、深い優しさと切なさに満ちた作品。恋愛の名言も多い星の王子さまサン=テグジュペリの人生の極意が詰まってる。キュートな王子さまと、ちょっとわがままだけど何故か憎めない赤いバラ(ツンデレ体質)の会話は色々と考えさせられる。色々な方が翻訳されていて、個人的には河野万里子さん推し。

最後に、絵本シリーズとはまた別の、冬のグリーティング切手。冬の淡い雪景色と動物のイラストが可愛い。

そして今発売中のムーミンの切手も可愛い!日本郵便にことごとくツボを抑えられてる感じ…(笑

郵便物に貼られるという本来の役割を果たせず、コレクションされてしまってる切手たち…。まだしばらく、手元に置いて離したくないな。


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 あぁ、お気に入りの切手たち。素敵な切手にときめく。