トネリコの憂鬱

つつましやかに暮らしを綴る。好きなものを語る。時々、毒も吐く。地方住みアラサーの日々。映画と漫画がないと生きられない人生。

ウクライナ侵攻について思うこと

 

 TVからは毎日のように、生々しい現地の映像が映し出される。

ただただ、胸が苦しくてつらい。母国を守るため決死の思いで戦うウクライナ人、住んでいた家を破壊されて泣き叫ぶ親子、演習だと聞かされていたのに実戦に参加させられてしまった若きロシア兵や、反戦活動をして逮捕されたロシア人の小学生の女の子達も、皆がこの戦争の被害者だ。

今はもう、ネットが繋がらなかった頃のような時代じゃない。攻撃する側もされる側も、お互いに愛する人達がたくさんいて、ほんとうは争いなんて望んでないという相手の切実な声や情報が、世界の果てにいたとしてもいくらでも手に入るのだから。

 

 ウクライナ原発が、人為的に攻撃された。

これがどれほど危険なことなのか。もし爆発でもしたら、チェルノブイリの10倍の被害になっていたらしい。そんなの、地球規模で汚染が広まるに決まってる。人類は破滅へまっしぐらだ。

 

 …人はあまりにも大すぎる権力を掌握し続けて無敵状態になると、精神が錯乱してしまうのかもしれない。

殺戮者と呼ばれ、世界中を敵に回して、一体何がプーチンをそうさせるのだろう。

最終的な目的は?表面上では強く振る舞っているように見えるけれど、何をそんなに畏れているのだろう?あらゆる度を超えた攻撃性の裏側にあるのはいつも、恐怖だと思う(一部例外はあるけど

情報は錯綜としていて常日頃から人々は(自分も含め)メディアに踊らされているけれど、私達が見落としている真実はきっとTVなんかじゃ伝えられないようなものだ。この混沌を操っているのは彼ひとりではないはず。その背景に、私達の知り得ないとてつもなく複雑な大きな力が働いているんじゃないだろうか?

 

しかしどんな事情があろうとも、罪のない人々を追いつめていい理由なんてない。高度な文明を持ったこの現代社会で侵略戦争だなんてばかげているし、赦されていいはずがない。

 

 解決への道のりが困難だとしても、どうか1秒でも早く平和が訪れてほしいと、ひたすら願う。