トネリコの憂鬱

つつましやかに暮らしを綴る。好きなものを語る。時々、毒も吐く。地方住みアラサーの日々。映画と漫画がないと生きられない人生。

この国はどこへ向かおうとしているのか

 

 緊急事態宣言中の東京ではどんなに多くの感染者が出ようがオリンピックは強行され、その一方で国民には自粛しろ、往来を控えろ、飲食店には酒を出すな時短営業しろ…などと残酷なことを言う。

未来ある子どもたちの一生の思い出になるであろう、大切な学校行事や修学旅行、部活動の大会等は次々と中止になるのに(人生において貴重な学生生活での体験や思い出をつくる機会を奪われ、本当にかわいそう。悔しくてやるせなくて、涙を呑んでいる子がたくさんいるのだと思うと、悲しくて胸が痛む…)どうしてこんなにオリンピックばかりが優遇されるのか。オリンピックはやるのに、子どもたちには我慢させろと?大人と子どもじゃルールが違ってもいいってか?矛盾と理不尽にも程があるよ。

 吐き気を催すほど常軌を逸した、胸糞悪い小山田のいじめ騒動の件(これは絶対に許せない…!もはやあの鬼畜行為はいじめではなく、虐待、殺人未遂。こんな下衆野郎が選ばれた経緯が全くもって意味不明だし、今さら謝罪したり辞任したって被害者の心の傷は一生残ってしまうのに…)や選手村の闇、関係者による失言の数々、無能な組織委員会、税金で賄われる巨額の設備費用…。

汚い利権にまみれ、開催されるまでに至って疑問を抱かずにはいられない問題が次から次へと溢れ出てくるものだから、東京オリンピックは呪われている、なんて言われているのも納得してしまう。

人命が懸かっている逼迫した日々のなかで、安心安全とは名ばかり。国民をナメるのもいい加減にしてほしい。平和の祭典とは果たして何なのか。銭ゲバのバッハの顔なんざ1秒たりとも見たくない。

今やテレビはどこのチャンネルもオリンピック一色でまるでお祭り騒ぎ。努力されているアスリートの方々には申し訳ないが、オリンピックが終わった後のこの国の状況を考えると、素直な気持ちで応援したり楽しむ心境になんてとてもなれない。

 ………日本はどこへ向かおうとしているのだろう?